2008年07月15日

SPICA art Closing NIGHT

DSCF1611.JPG<SPICA art 6月28日>
若尾伊佐子(ダンサー)×福井香菜子(音楽)
SPICA art クロージングイベントの感想です。

ロウソクが灯された炎は生命を感じる。
今年の聖火リレーで、
聖火を消す映像は、
かなり衝撃的だった。

あの世では、
生きている人間の蝋燭の火がついていて、
消えると死を表すのは、上手い表現だ。
灯火には、生命を感じる。


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小さいスペースで行う、身体表現を見に行くと、
パフォーマンスを見に行くというよりも、
作品空間の一部に自分がなったような気になる。
パフォーマーの動作が観客である自分と
無関係ではない、という感覚。
逆に、パフォーマーは、
その場をつくる部分にしかすぎない。
意外とパフォーマーはオーケストラの指揮者のようなもので、
演奏者は、観客の方かもしれない。
つまらないと思っても、
パフォーマーの全責任ではないし、
強烈な瞬間はパフォーマーだけのものではなく、
観客を含めたみんなのものだ。
<クボザイク>
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今回、若尾さんと福井さんのパフォーマンスは、
想像以上に熱演で、多くの素材を出してくれていた。
入場料無料なのに、出し惜しみない太っ腹のパフォーマンス!
時間にして45分ぐらいの共演だった。

時には、競演になり、時には、共演になる。

DSCF1601(1).JPG

福井さんは、若尾さんから離れ、様々な道具で
音を奏でる。
排水のチューブを振り回して、ブオンブオンと奏でたり、
ビー玉を落としたり。
若尾さんも、音に乗せたり、離れたりする。
どちらがイニシアチブを持つと言うものでもなく、
あるときは、若尾さんの表現に福井さんが乗せたり、
逆に、福井さんの音に若尾さんが反応したりする。

またあるときは、それぞれ関係なく表現する。

若尾さんに関しては、
前回見たキッドアイラックホールでの公演よりも
身体の全部分に神経がいっている印象。
キッドの時には、「目の表現がすごい」と感じた。
身体表現を見るときには、どうしても、指先から
筋肉の入れ方などを気にするのだけど、
若尾さんは、「目でも表現しているなー」という印象を
強く持った。
今回のスピカでは、全身に神経を使っている、
という印象であった。
DSCF1607(1).JPG

特に、手の表現は、もう一度、注目してみたいと思う。
このときの若尾さんの表現は、
どこかに集中させる表現ではなかった。
パフォーマーは、意識的にどこか、中心になる部分があるのだが
それを作らずに、足先から髪の先にまで神経を尖らせ、
見ている僕に、中心を持たせなかった。
強いて言えば、パフォーマーの外に中心のようなものがあった。
会場にフワフワ浮いていて、福井さんが音の調子を変えると、
さーっと移動するのである。
これは、観客がフワフワと中心を浮かしているようにも感じる。
おそらく観客の集中が途切れたら、ドスンとおちただろう。
この時のお客は、45分間最後まで、集中力を切らずにいた。
また、照明が薄暗い蝋燭の光で、
ぼわーとパフォーマーを浮かび上がらせているからそのような
効果があったのかもしれない。


それにしても、
パフォーマンスの中心が会場の空間をフワフワ浮いているのは、
初めての体験でだった。

自然を導く−ベニス日本館 再生プロジェクト
開発好明 6.13(Fri)−6.28(Sat)
SPICA art

Closing NIGHT 6.28(Sat) 19:30〜21:00
19:30〜  若尾伊佐子(ダンサー)×福井香菜子(音楽)
DSCF1608(1).JPG

posted by tokyomilkyway at 02:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 私的なトウキョウミルキーウェイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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